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数学科

教育目標

導入期 中学1年・中学2年

  • 中学1年

    正の数と負の数、文字式など新しい数学の概念を理解させるとともに、それらを使って数学的に道筋をつけて考える力を養う。

    また、問題演習を通して技能の向上を図り、数多くの課題に挑戦させることで、問題を数学的に解く楽しさを実感させる。     

  • 中学2年

    証明による論理性や推論の過程をより的確に表現する力を培う。

    また、文字や文字式を用いる能力を伸ばす。数多くの問題演習をすることで、数学技能の向上を図る。(中学2年生からは少人数の習熟度別授業を行う。)

展開期 中学3年・高校1年

  • 中学3年

    2次方程式や2次関数など2次の世界の理解や、平方根などで数の概念の理解を深め、高校の数学の内容も一部先取りしてさらに発展させる。

  • 高校1年

    数学における基本的な概念や法則などの理解を深め、数学的に考察し処理する力を養う。

完成期 高校2年・高校3年

  • 高校2年

    理系・国文系コースでは、各科目の内容の理解を深めるとともに、適切な問題演習をすることによって、数学技能の向上を図る。

    理系コースでは、数学Ⅲまでの学習を終え、国文系コースでは、数学ⅡBまでの学習を終える。

    文系では数学Ⅱにおける基本的な概念や法則などの理解を深め、数学に対する興味関心を培う。

  • 高校3年

    理系コースは数学ⅢCまでの演習クラスと数学ⅡBまでの演習クラスに分かれ、問題演習を中心に、大学受験を目標に進路に応じた実力をつける。

    国文系コース・理系コース用にセンター試験対応の演習授業を行う。

数学検定

年2回、6月と11月に校内実施をしています。

2007年度は、受験者の成績が優秀であったとして、数検グランプリ金賞を団体として受賞しました。

フィボナッチの数列

創立者江角ヤス記念講堂の東壁に大きく下の写真のような図形が飾られています。
これは、何でしょう?

長崎純心聖母会発行の「シスター江角ヤスの物語」の1ページをのぞいてみますと


勉強好きなヤスは 東京女子高等師範学校で学び 特に野の花のしくみに興味を 持つようになりました。   ある夏の日のこと 庭の向日葵の花の 種の並び方を不思議そうに 見つめているのです。   のちに大学の研究室で 調べてみ見ると その並び方には 規則があることを知り このすばらしい 自然をだれが 造ったのだろうと 深く考えるようになりました。

とあります。

そして、シスター江角ヤスは、昭和45年には、次のような文章を残しています。

「炎熱の下に、雄々しく咲きほこるヒマワリの花、その花のすぎたあとの醜い残骸にのこる、種子の配列について、大方の人々は何も心にとめないけれど、私には、それが、私の四十年にもなる修道生活に、どれほど大きな支えとなったことか。

一夏、私の庭に咲き出したヒマワリの花は百を越したけれども、稀な不具者の外は、みんな次の三つのどれかであった。

Ⅰ 左むきには21行 右むきには34行

Ⅱ 左むきには34行 右むきには55行

Ⅲ 左むきには55行 右むきには89行

21と34、34と55、55と89、これらの組は、七百年余り前のイタリーのフィボナッチ という数学者によって発見された、フィボナッチの数列 0 , 1 , 1 , 2 , 3 , 5 , 8 , 13 , 21 , 34 , 55 , 89 , 144 ,・・・ のうちの二つの数にあたる。

相隣る二つの数を加えて、次々に出来てくるこのフィボナッチの数列は、面白い性質をもっている。二つの数の比、例えば、21÷34、34÷55、55÷89 ・・・ 値は、先に行くほど、R= =0.618033988・・・ に近くなる。

このRの値こそは、昔から黄金比といわれていて、美学上最も美わしい調和をもつ比とみなされているもので、縦横の割合が、Rに近いほど美しい形の矩形が出来るとされている。

昔聖書を、たてよこの長さが、黄金比をもつように作ったといわれている。 マツカサも、パイナップルも、マーガレットも、みなフィボナッチの数列の一組である。」

このように、純心学園の創立者であるシスター江角ヤスは、自然界の美しさに大変興味を持ち、熱心に数学を学び、研究を行いました。

その研究の業績を記念して「左に5まき、右に3まき」の図案をデザイン化して、江角記念講堂の壁面にこのような記念レリーフが飾られているのです。

中学高校事務室前の玄関にもこの同じデザインのレリーフが飾られています。

時には足を止めてこのレリーフをながめ、また純心学園での自然界の美しさに、目をとめてみてください。