学部、学科の教育目的・教育目標・教育の特色

現代文化学部 こども文化学科

教育目的

現代文化学部こども文化学科では、建学の精神と教育理念に基づき、「愛に根ざした真の知恵」をもって、多様な文化・社会の中で生きる子どもの命を守り育てる保育者を育成します。 保育・教育の高度な知識と技能を身につけ、子どもの幸せと平和の実現のために多文化共生社会のなかで協働し、主体的に判断し表現できる資質を養います。

教育目標

  • 主体的に真理を探究する姿勢を身につけ、深い洞察力と豊かな感性をもって表現し、協働することができる。
  • 多文化共生社会の担い手として、こども文化・保育・教育全般への思考力・判断力を身につける。
  • こども文化・保育・教育の専門的知識と技能を身につけ、地域社会において主体的に貢献することができる。

教育の特色

  • 純心教育の基盤“感性教育”と「こども・からだ・あそび」
    芸術文化・リベラルアーツ教育の伝統を土台とした感性教育を通して、「愛に根差した真の知恵」を身につけた、こどもの“いのち”をまもり育てる保育士・幼稚園教諭の育成をめざしています。
  • 地域の人々とのつながりから学ぶ 
    自然豊かな環境を活かした野外活動や、保育所などでの“アクティブ・ラーニング”を通じ、地域の人々とつながりながら学びを深めています。さらに「あそび文化」を発想の起点としながら、カトリック大学としてのクリスマス絵本コレクションが図書館に所蔵されており、「純心こどもの国のクリスマス」など、地域の人々とかかわる機会と場を設けています。
  • こどもの“心を惹きつける”表現力を身につける
    ピアノ、リトミック、オペレッタ、造形、絵本の読み聞かせなど、こどもの“心を惹きつける”表現力を幅広く身につけることをめざして、年に数回の発表の場を設けています。さらにピアノ演奏においては、授業に加えて個別指導や演習室でのピアノの自主練習などで、4年間にこどもの歌80曲を弾き歌いできるよう指導しています。
  • 多様性を重視した共生の視点を育てる 
    将来の保育士、幼稚園教諭に求められるのは、多様性を尊重した共生の視点です。近年増加している外国につながる子どもたちとその家族、特別支援につながる発達過程、性認識、アレルギーや体質、家族形態など、様々な多様性をいかに理解し支援していくのかが問われています。

看護学部 看護学科

教育目的

建学の精神に則り、生命を持つものはかけがえのない存在であると認識し、他者を思いやる心をもつ看護専門職として社会に貢献でき、生涯を通して自己の可能性に挑戦し続けられる人材を育成します。

教育目標

豊かな人間性と対人支援力をもとに、的確な看護判断により確実に実践でき、看護専門職として成長し続けられる基礎的能力を身につけることを目標とします。

教育の特色

看護学科の教育の特色は次の4点です。

  • 一人ひとりの学生を大切にしたアドバイザーによる看護基礎教育の実現
    アドバイザー制度をとり、教職員が4年間を通して全ての学生の成長を支援する体制を整えています。学生一人ひとり丁寧に対応した教育を通じて、多様な社会のニーズに対応できる「質の高い看護専門職の養成」をめざしています。
  • 豊かな感性を育む教養教育
    芸術的感性教育を基盤に、「人間とアート」「純心平和学」「美術療法」「音楽療法」「合唱音楽」など、数多くの教養科目を受講できるようにし、学生の人間性を高める教養教育を行っています。
  • 段階的なコミュニケーション能力の育成
    1年次から4年次の講義・演習・実習を通し、対象を総合的に理解する能力を段階的に身につけ、自己の傾向と課題を意識し、多様な人々とのコミュニケーション技術を体験的に育成しています。
  • 教員及び実習施設との相互連携による教育体制と看護実践能力の強化
    保健医療福祉のあらゆる場における状況の変化を的確にアセスメントし、安全で適切な看護ケアを実践できる能力を育成しています。八王子市内の病院、診療所、老人ホーム、訪問看護ステーション、本学と相互連携合意文書を交わしている聖マリアンナ医科大学など、多くの実習施設との連携強化を図り、高度急性期から地域医療、在宅療養など多様な場面で学修しています。また、臨床教員や臨地実習指導者などと共に、学生の学修状況に応じた教育指導が行える環境を整えています。