キリスト教
文化研究センター

キリスト教文化研究センターについて

本学は、八王子市内唯一のキリスト教(カトリック)系大学です。本センターは、本学の教育の根幹であるカトリックの精神を内外を問わず幅広く普及することを目的としています。その活動は、パイプオルガンレクチャーコンサートやグレゴリオ聖歌の講座開催、教職員向けキリスト教教養講座開催、『Newsletter』『カトリック文化 カトリコス』の発行、手芸caféの運営、アンジェラ会(大学直属クラブ)のサポートなど多岐に渡ります。『Campus Ministry News』に代わり、イースターやクリスマスの意味を伝えるグリーティングカードを作成し学生及び教職員に贈っています。

2023年度

キリスト教
文化研究センター主催
公開講座

感染症の状況により開催方法等を変更する場合があります。

音楽公開講座
レクチャーコンサート
〜歌とオルガンが織りなす『旧約聖書』の世界〜

講師 米沢(鏑木)陽子(本学客員教授)
ゲスト:高橋ちはる(アルト)
開催日時 10月7日(土)
14:00開演(13:30開場)
会場 東京純心大学
(江角記念講堂)
内容 オルガンという楽器が生まれたのは紀元前3世紀にまで遡ります。楽曲が楽譜として残されるようになったのは14世紀に入ってからですが、教会や修道院を中心にオルガンとのその音楽は育まれ、礼拝で人々の祈りと歌声を支え、またさまざまな楽器と出会い、ともに美しい響きを生み出してきました。今回は『旧約聖書』に由来する作品を中心にプログラムを構成いたしました。
演奏予定曲目:『聖書の歌』(A. ドヴォルザーク)、《バビロンの流れのほとりにて》BWV653(J. S. バッハ)他 アルト独唱:高橋ちはる(賛助出演)
対象 18才以上
定員 先着150名(予定)
受講料 こちらはいちょう塾の【公開講座】のため、受講料は無料です。
持ち物 筆記用具
企画 東京純心大学 キリスト教文化研究センター
申込期間 申込不要・入場無料

シンポジウム
「いのち」part.2
 

講師 提題者
田尻真理子(本学現代文化学部教授)
塚本都子(本学看護学部教授)
間中伴子(本学看護学部教授)
Sr.前川満記子(アンジェラ会支援シスター)
司会
宮本久雄(本学看護学部教授)
開催日時 10月21日(土)
13:00~15:00
会場 東京純心大学
(第一会議室)
内容 昨年に引き続き「いのち」をテーマにシンポジウムを開催します。看護的アプローチからは「いのち」「出産」「誕生」そして「老い」、教育的なアプローチとしては「いのち」を育むキリスト教カトリック教育とその実践等を取り上げ、キリストが福音で教えた「いのち」に肉迫します。
対象 高校生以上
定員 20名
申込期間 申込不要・入場無料

音楽
クリスマスチャリティオルガンコンサート2023

講師 米沢(鏑木)陽子(本学客員教授)
天日倫代(賛助出演)他
開催日時 12月9日(土)
15:00〜17:00
(14:30開場)
会場 東京純心大学
(江角記念講堂)
内容 50年以上の歴史があるクリスマスシーズンを彩るコンサートです。2030本のパイプが奏でるオルガンの音色を存分にお楽しみいください。オルガン独奏のほかに、ヴァイオリンとの共演や合唱、ご来場の皆様と一緒に歌うプログラムなどもご用意いたしております。会場ホワイエでは、Junshin Christmas Market を同時開催し、純心聖母会のシスターによるハンドメイドグッズなどを販売します。八王子市内唯一のカトリック大学でクリスマスの喜びを分かち合うまたとない機会です。皆様からお寄せいただいたチャリティ募金やマーケットの収益はすべて寄付いたします。
定員 800名(先着)
申込期間 申込不要・入場無料
Christmas Charity Organ Concert 2022

お問い合わせ

東京純心大学 キリスト教文化研究センター
〒192-0011 東京都八王子市滝山町2-600
TEL:042-692-0326(代表)

会場案内

〒192-0011 東京都八王子市滝山町2-600

純心のこころ

キリスト教文化研究センターでは、学生や教職員がいつでも「純心」に立ち戻ることができるよう、2018年度に「純心のこころ」を作成しました。東京純心の歩み、創立者の想い、被爆の歴史、聖書や祈りのことば、聖歌アヴェ・マリアなど純心に集うものにとって大切な事柄が凝縮されています。

純心のこころ

論文集 カトリック文化ΚАΘΟΛΙΚΟS(カトリコス)

カトリコス、katholikosは、katho(・・・によって)とholos(全体)から作られて「普遍」を意味する形容詞。「カトリック教会」kateolikeekklesai初出例は、1世紀のアンティオキア司教・殉教者イグナティオスの「スミルナ人への書簡」(8/2)。そこでの「普遍教会」はキリスト中心の全体教会で、司教(episkopos)中心に組織された特定地方教会は普遍教会の反映。普遍は単なる地理的、量的広がりではなく、すべてにおいてすべてを充たすキリスト(エフェゾ1/23)という質的充溢(pleroma Christi)を意味する。

その意味で、「カトリック」は「いつ、どこでも」(semper ubique)通用する、最も広い「広がり」。見える世界も見えない世界も、地も天も、人間も神も、文化(人の営み)も恩寵(神の業)も、自然も超自然も、理性も信仰も、今も昔も、始めも終りも、時間も永遠も、肉も霊も、制度も精神も、すべてを包含する内的「広がり」。これら二極のいずれか一方を「選択、排除する」(haireo)のが「カトリック」に対する「狭まり」「分派、セクト」(hairesis,secta)である。

『カトリック文化ΚАΘΟΛΙΚΟS』No.1より(1998年3月発行)

キリスト教文化研究会(アンジェラ会)について

大学直属クラブであるキリスト教文化研究会(通称アンジェラ会)は、キリスト教文化センターのご指導をいただき、感謝のミサや教会巡礼などを行い、また、お昼休みの小さなお祈りの時間などでキリスト教に親しむ、カトリック研究のサークルです。 聖母祭には手作りのシスター人形やロザリオ・ブレスレットなどを販売し、売上金は北アフリカのシエラレオネという最貧国へ募金します。

また、カトリック研究だけでなく友達や先輩と情報を交換したり、一緒にお弁当を食べたりと、楽しく充実した学生生活を送れるように活動しています。
活動費の一部は、大学後援会からサポートをいただいています。

活動目的

祈りや活動を通しキリスト教文化への理解を深めます。

本年度活動予定
学内活動 アンジェラ会の活動をポスターなどで紹介します。
ミサでは、準備や先唱、オルガン演奏を担当します。
聖母祭では、シスターマスコットやキリスト教聖品の販売を行います。
また、学内にある「みことば」作りも大切な作業です。
「みことば」は創立者Sr.江角の言葉や、聖書の言葉を印刷し、小さく丸めたもので、小さな籠に入れて学内のあちこちに設置しています。
気の向いた時に一つとると、不思議とその時必要な言葉が与えられると評判です。
教会巡礼 教会巡礼を通して祈りの特を持ち、崇高な者への畏敬の心を育て、キリスト教文化に触れる機会をつくります。
黙想会 都会を離れ祈りと静けさのうちに神の存在を感じ、自分を見つめなおす体験をします。
活動時間 昼休み、放課後、夏期休暇中など。
活動実績
  • 年6回のミサ
  • 聖母祭での販売
  • 勉強会の開催
  • クリスマスチャリティオルガンコンサートスタッフ