看護技術フォローアップ演習(統合看護学領域)

2022年10月25日(火)、現行カリキュラムでは、初めてとなる4年次生の科目を展開しました。

科目の目的は、複数の既習科目で学修した知識・技術・態度を統合し、看護の対象に合わせて、適切な看護援助を計画・実施し、臨床への適応をスムーズにするためです。

今回の統合看護学領域では、エンゼルメイクを演習内容としました。事例は、急性リンパ性白血病の小児、急性心筋梗塞の男性、老衰の女性、1歳の子を持つ男性でした。ご家族と亡くなられた患者さんへの説明方法や声掛けの仕方など、事前課題の取り組み後、グループ毎に発表し、メイクを実施しました。学生は、色が暗すぎないかご家族に確認しながら実施したり、子どもの表情が明るくなるように色合いを調整したり、ご家族が安心してお別れできるよう配慮したと述べていました。男子学生は、メイク経験が無いため、眉の書き方や紅筆の使い方など、基本的なメイク方法に戸惑ったそうです。モデルを使用していても、看護の対象を気遣うことのできる授業になっていました。

口紅を引いている場面です。
学生間で家族役、患者役になってもらい、口紅の色を家族に選んでもらっています。

声を掛けながらマッサージしている場面です。
メイクの際は、亡くなった患者さんであっても生きている患者さんに接するように、声を掛けながら実施しています。

学生も慣れないメイクにチャレンジしている場面です。

化粧品の選択するところから戸惑いがあったようでしたが、コメントを活かしながら取り組んでいました。