在宅看護学Ⅱの『在宅における神経難病の人へのケア』の授業でALS協会理事の岡部宏生様をお招きし、「ALS患者様の立場で看護師に求めること」についてご講義をいただきました。
また、ICT救助隊の仁科恵美子様、今井啓二様には、「透明文字盤を使ったコミュニケーション方法」についてご講義をいただき、透明文字盤の演習を実施しました。
今回は新型コロナウイルス拡大のため、遠隔授業で実施しました。
受講した学生の声です。
「働いていく中で、患者様と接する時間は短く、患者様の声に耳を傾けることができないということがあり、その中でも患者様の声に耳を傾けて接してくれる看護師は2割ほどと岡部さんがおっしゃっていました。私はその2割の看護師を目指したいと思いました。」
「人工呼吸器を装着して生活する方が3割、装着しない方が7割もいることを聞いて驚きました。そして、人工呼吸器を装着したくても家族への負担や介護保険制度が整っていないことで自分のしたい選択ができないことがあることもよくわかりました。」
「透明文字盤の演習では透明文字盤を使えるようになることで、声を出せない患者様や手を思うように動かせない患者様と接する際、他の人に聞くのではなく患者様本人にその人の気持ちを聞くことができると思いました。」
「このような機会をいただけたことに岡部様をはじめICT救助隊の皆様に感謝します。」
写真は当日の講義・演習の様子です。
(在宅看護学領域)



