３年ぶりに江角記念講堂にお客様をお迎えして、レクチャーコンサートを開催しました。感染症対策のため、事前申込制とさせていただきましたが、広報誌にご案内が掲載されるたびに多くのお申し込みをいただきました。当日は、心配された雨もあがり、美しい秋晴れにめぐまれ、開演時間に合わせてお客様が次々と来場されました。
第一部はレクチャーでルネサンスとバロック音楽の歴史をたくさんの写真や資料と共にご紹介し、後半の演奏に向けて知識や理解を深めていただきました。
休憩時間には、今回初めての試みとなる関連書籍展示を多くの方にご覧いただくことができました。これは、本学図書館で所蔵する数々の図書から選りすぐった参考資料です。音楽と美術を学ぶ短期大学からスタートした本学ならではの資源の還元となりました。
第二部は２台のトランペットとオルガンが華やかな演奏を披露。
対面コンサートの再開を祝うかのような音色が講堂に響き渡りました。ご常連の皆様にとってはこれまでにない組み合わせとして、新しくいらした皆様には圧倒的な迫力で音楽をお届けできたのではないかと思います。途中、演奏者による管楽器の解説もはさみながら和やかなコンサートが続きました。そして、最後に演奏されたメサイアでは、バリトンの重厚な歌声が場内に響き渡りました。
アンコールにもお応えし、２時間はあっという間に過ぎていきました。
多くの規制の中ではありましたが、無事にコンサートを終えることができましたのは、ひとえにご来場いただきました皆様のご理解とご協力のたまものです。心より感謝申し上げます。今後も、感染症の状況にあわせながら、対面のコンサートを継続してきたいと考えております。次回は、１２月のクリスマスチャリティオルガンコンサート2022で、オルガンの音色をご堪能いただければと思います。
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