2022年度 純心ほんわかサロン活動報告

 「純心ほんわかサロン」は、がん患者様とご家族に癒しの場を提供することを目的に、今年度は2回のサロンを企画しました。
第1回はがんサバイバーの方、第2回の参加者はご家族をがんで亡くされたご遺族にご参加いただきました。本学のホスピス・緩和ケア研究班の学生8名と教員5名とともにサロン開催目的の「癒し」の時間を持つことが出来ました。
 松原昌代先生には、参加者のからだと気持ちがほぐれるように、ヨガを教えていただきました。ヨガでからだの心地よさを感じると、気持ちもほぐれ、ほんわかした気持ちになっていくのを感じました。
 松本清彦先生には、身体的なケアのみならず、その方の生活背景を踏まえたこころのケア、ACP(意思決定支援)についてもお話をいただきました。がんサバイバーの方からは「同じ病気の方とお話ができると思って参加をしましたが、ヨガと松本先生のお話でよい時間になりました」、ご主人を亡くしたばかりの方は、「家族を亡くしてぽっかり空いた穴を埋めてくれるような場所を探していました。参加することでリラックスできました。」との感想をいただきました。参加した学生は「サバイバーの方から直接お話を聞くことができて大変勉強になりました。患者様のお気持ちを考えて看護をしたいと思いました。」との感想を述べていました。参加人数が少ないことが課題ではありますが、ご参加いただきました方に癒しの時間を提供できたのではと考えます。

(文責 戸塚智美)