成人看護学の演習でリンパ浮腫のケアを学びました

 リンパ浮腫とは乳がんや子宮がんなどの下腹部のがんの手術の際にリンパ節を取ることでリンパ液の流れが悪くなり起こる浮腫(むくみ)のことです。  今回、2年生ががん研有明病院のリンパ浮腫ケア専門の看護師の方々からリンパ浮腫のケアについて学びました。学生達は、包帯を手から滑らせて、解いてしまったり、持つ方向が逆だったりと戸惑いながらも一生懸命に取り組んでいました。学生からは、「思いの外、巻くのが難しい。」といった声や、患者役になった学生からは、「結構、きつくしまるから、夏になったら大変そう。」といった声が聞かれました。

 看護ケアの実際を看護の視点で学ぶだけでなく、患者の体験によって、五感を通して、患者さんの気持ちを理解することにつながります。リンパ浮腫に悩む患者さんの看護を考えるよい機会になりました。

成人看護学領域
文責:原田